【質問】『Q3.「入居者管理」と「建物管理」ってどんな内容?』貸したい編
Q3.「入居者管理」と「建物管理」ってどんな内容?
●入居者管理
(1)賃料保証
借主が一定の保証料を支払うことで、借主の賃料、管理費、駐車場料金等の居住用or事業用賃料債務について、家賃保証会社が債務保証を行うサービス(機関保証といわれる)。借主が賃料を滞納した場合に、貸主は家賃保証会社からの弁済を受けることができる。会社によって保証内容は異なるので、確認することが必要。なお、保証業務には、賃料滞納後の賃貸借契約の解除、明渡しまでにかかる弁護士費用を負担する特約などもある。
(2)賃料集金代行
借主から月々の賃料、管理費などを所定の日に集金する業務。振り込み、カード会社による提携サービスの利用、現金での回収などの方法がある。
(3)賃料滞納への対応(賃料保証会社利用時は不要となる場合が多い)
借主が賃料滞納した際に連絡対応を行うサービス。管理会社が出来る範囲は、あくまでも連絡に留まるのが実情。
(4)故障修理などの苦情対応
借主からの設備の故障修理依頼・苦情や入居者と周辺住民とのトラブルなどの対応を行うサービス。なかには、24時間電話対応をしてくれるサポートセンターを設けている管理会社もある。
(5)契約更新
借主に契約更新、あるいは退去の意思を確認し、更新の場合には必要な契約書類を用意するなどの対応を行う。退去の際、貸主に代わって明渡しに立ち会うなどの業務を行っていることもある。※あくまでも一般的な範囲の内容です。費用詳細は各管理会社へご確認ください。
●建物管理
(1)日常的な業務 定期的に、清掃やごみ出しなどを行うため、管理員を現地へ派遣。住宅と事業用・エレベーターの有無・キュービクルの有無など、物件によって巡回の頻度・法定点検事項など、必須業務内容が異なる。
(2)長期的な業務 物件の価値を落とさない為には、適切な時期に適切な補修を行うなどの、建物の老朽化対策が必要。その為の長期修繕計画作成、予算計画作成などが主な業務となる。物件を長期間賃貸する場合には、このような業務の委託も必要。
(3)退去時の業務 入居者の退去後、室内状況に応じたクリーニング、リフォーム、修理などの手配をする。入居者管理と一括して委託している場合であれば、退去の申し出があった時点から手配をしておくことも可能。
※あくまでも一般的な範囲の内容です。費用詳細は各管理会社へご確認ください
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