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    【連載第24回】週刊不動産経営『沖縄軍用地 投資のABC』

    沖縄軍用地 投資のABC

    第24回 6月から沖縄軍用地が売れています!

    石川県能登地方を震源とする地震により、被害を受けられた皆さまに、心からお見舞い申し上げます。一日も早く日常生活を取り戻せるよう、お祈り申し上げます。
    はいさい。ユニバーサル・リアルティの玉岡です。梅雨明けした「沖縄」。すっかり真夏の暑さに包まれているとのことですが、それ以上に東京が酷暑となり、避暑地として沖縄?という声も聞かれるような異常気象となっています。そんな中ですが、読者の皆さまはお元気でしょうか?

    第23回・第22回では、「下落傾向の市場で、価格が下がらない施設は?」というテーマで、「下落に強い施設」をお届けしました。また、下落傾向の市場については、第21回でお伝えしましたので、弊社HPを参照ください(https://www.u-realty.jp/archives/33437)。

    今回のテーマは、「6月から沖縄軍用地が売れています!」です。直近の市場変化について、早速お伝えさせていただきます。軍用地ファンの皆さまはご存知かと思います。これまでの歴史から例年、借地料の値上がり=物件価格も上がってしまう為、その前に購入を希望する方が増える。という傾向があります。
    その借地料の値上りの時期は、昨年の令和5年度より、7月~8月へと変更になりました。そして、借地料の振込みも「年一回」に変更されています。ということは、6月から7月に購入をする方が増える、ということは例年通りなのですが、今年はその様子が異なります。具体的には、第23回と第22回でご紹介した施設に加えて、「嘉手納飛行場」が売れています。それぞれに理由があり、活発に取引され始めた理由を紐解いてまいります。

    • キャンプキンザー(牧港補給地区):浦添市役所のYouTubeチャンネルへ遂に、「返還後の跡地利用イメージ動画」が掲載されました。拝見しましたが、大変ワクワクさせてくれる街づくりとなっています。これにより、大型物件を中心に、取引が活発になってきました(https://youtu.be/1BFHu2IgKmU?si=YDfKHwha2-eONdgz)。
    • 那覇空港用地:2023年の自衛隊基地の面積が811ヘクタールと、2022年比で28ヘクタール増加し、復帰時の1972年から約9倍になりました。今後も自衛隊基地は増える計画となっている中で、民間空港である那覇空港用地は更に希少性を増しています。
    • 嘉手納飛行場:倍率が50倍近くまで下落してきました。3年ほど前は65倍前後まで値上りしましたので、20%に迫る値下がりとなっています。返還予定がなく人気の嘉手納飛行場ですが、市場において売却物件数が増加したために、需給バランスが崩れました。そして50倍近くまで推移したところで、いわゆる買戻しが発生しています。

    ここに挙げた3施設は、いずれも6月のお取引が多かったですが、特に顕著だったのは「キャンプキンザー」です。面積は約270ha(東京ディズニーランド5個分)で、浦添市全域の約14%を占めています。先に開発された場所「ライカム」で例えますと約16個分の面積です。この牧港補給地区(キャンプキンザー)のキャピタルゲインを、安全に享受するためには、購入時期に注意が必要です。返還前までに購入しておけば、返還日から開発期間中も、年間1,000万円の上限で、補償金・給付金・特定給付金と、これまでの借地料を受け取ることができます。反対に、返還後の購入は、それらが受けられなくなるため、「いつ購入するべきか?」という質問に対しては、「返還日より前に購入」=「今すぐ」と言えます。今回も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

     

    #沖縄 #軍用地 #投資