部屋とだんしゃりと私(下)
※写真は、人生最大の後悔をした!と気付いた瞬間。
なぜ?ワーホリに行かなかった!
(中)の最後でお届けした、「人生で最も、取りかえしのつかない決断をしてしまったと後に気付く。」ということですが、その後悔はサブタイトルからお分かりの通り、「ワーホリ(ワーキングホリデー)に行かなかった」です。今回のだんしゃり(断捨離)で、本を整理していたとき、ふと思い出す機会となりました。高校生から23歳ぐらいの時に、非常にワーキングホリデーへ行きたかったのですが、さまざまな理由をつけて「行かない」という選択をしてしまいました。その辺りを振り返り、更なる気づきをお話ししてみたいと思います。
アメリカ西海岸へ
1997年1月、21歳のときに、当時付き合っていた彼女との旅行で、憧れの地『アメリカ西海岸』を約3週間旅をするという機会に恵まれました。その旅には、当時働いていたスニーカーショップ「TEC-TECK」の海外買付(並行輸入)という目的も隠されていました。当時はインターネットなんてまだまだ、飛行機は行きと帰りの、予約しないフリーチケットを新宿のHISで買いました。確か、そのチケットは、USAの中は乗り放題という、信じられないチケットだったと思います。そのため、行き当たりばったり、シアトル→ポートランド→サンフランシスコ→LAと、ホテルも一切予約せずに、成り行きまかせで西海岸を北から南へ下っていました。今思えば、よく旅が成り立ったものだと思います。
西海岸からハワイへ
旅は、さまざまなトラブルに巻き込まれながらも、何とか最終目的地のLAにやってきました。ここまでの道のりで、アメリカって凄い!こんな国で生活できたら面白いんだろうなぁ。しかし、アメリカにはワーキングホリデーの制度がないから、隣国のカナダに行こうかな?などと思いをめぐらせていました。チケットの期限が数日に迫り、まっすぐ日本へ帰っても良かったのですが、その途中にある「ハワイ」へ、ミーハーだけど記念に寄ってみる?と、少し斜めな興味本位で、寄り道をすることに決めました。
ホノルル空港
ホノルル空港に降り立ったことのある方で、この感覚になった人はいませんか?「初めてなのに、なんか帰って来た」というか、南国の花々の香りがほんのりとして、何か懐かしい、「遠い夏の記憶を思い出させてくれるような」、そう甘酸っぱい感覚。あの瞬間から、私はこの島に恋をしてしまったのです。3日間という短い初めての滞在だったにもかかわらず、この島のとりこになってしまいました。またすぐに、この島へ行こう!しかし、その思いは儚くも・・・。
言い訳
ここからはワーキングホリデーに行かなかった言い訳になります。21歳、夢のような長い海外旅行から帰ってきた私を待っていたのは、現実でした。当時のフリーターの時給は低く、またスニーカーショップでは、大好きなシューズを300足も買うような散財で、もちろん借金生活。その様子は拙著『ビジネスで大切なことはみんな吉祥寺の焼き鳥屋で教わった』に一部掲載していますので割愛しますが、とにかくワーキングホリデーへ行くお金なんてありません。また、父親が40歳のときに私が生まれましたので、当時62歳を迎える年齢になっていました。世間は定年退職をする年齢で、体力も衰え、焼き鳥屋の売上げも下降気味。そんな状況で、私がワーキングホリデーに一年間も行くというのは、到底夢のまた夢でした。
人生最大の後悔
そんな中、借金の返済や、フリーターから就職、そして結婚やこどもの誕生など、人生の節目が訪れて、すっかり生活に流されるままとなっていました(その様子は、拙著『ビジネスで大切なことはみんな吉祥寺の焼き鳥屋で教わった』に一部掲載しています)。生活にすこしゆとりができて、家族でひさしぶりにハワイを訪れて、サーフィンでワイキキビーチに浮かんだ時の写真が、今回のものです。そしてその時、「ワーキングホリデーへ行っていれば!!」と、『人生最大の後悔』を感じることになりました。その日から、ハワイと日本を行き来する生活を夢見て、独立起業もしました。がしかし、起業の忙しさに翻弄されて、またもや、目的や目標への日々の積み重ねを忘れていたことに、今回のだんしゃり(断捨離)が気付かせてくれました。
これからを「人生の第二章」として、第一章と同じ過ちをしないためにも、BLOGのような形で、思い出しながら歩んでいきたいと思います。
またお会いしましょう♪
前回(上)のBLOG
https://www.u-realty.jp/archives/38392
BLOG
https://www.u-realty.jp/archives/category/tamachan
note
#だんしゃり #断捨離 #シンプル